海・屋外プールの天敵といえば、太陽の日差し。特に海外の南の島に行く場合なんていうのは、日本の真夏とは比べ物にならないくらいの日差しが降り注ぎます。日本では、5〜6月頃をピークとして夏の太陽は日焼けの原因、紫外線(UV)が肌を赤く、黒くしてしまいます。
ここで、ちょっと日焼けについてお勉強でもしてみましょうか。メカニズムを知るのが、日焼け対策の第一歩ですからね!!
日焼けの原因である紫外線っていうのには、3種類に分類されます。それは・・・
●UVA(長波長紫外線) ●UVB(中波長紫外線) ●UVC(短波長紫外線)
です。
紫外線っていうのは、知っていると思いますが、大気中のオゾンによってその一部が取り除かれます。
今オゾン破壊とか環境問題になってますが、オゾンが無くなるとダイレクトに紫外線が降り注ぐので肌にとんでもない負担が掛かってしまう危険があります。
また、基本的にUVCっていうのは大気中でほとんどがカットされてしまうので、実際肌に影響を与えているのはオゾンで取り除かれなかったUVAとUVBってことになります。
赤くなって黒くなるという現象はこの二種類の紫外線の仕業なんですよ!
まず、赤くなる原因になっているのがUVBです。
日焼け後ちょっとすると皮膚が赤くなってヒリヒリ痛くなってくるのは、UVBが表皮を透過して、真皮乳頭体まで達した結果、乳頭体内の毛細血管が充血を起こし、皮膚の色が赤くなる炎症反応のある状態となります。
これが赤さの原因なんです。
その時に、メラニン色素の防御反応を超えた紫外線量の場合は細胞組織に傷を受け、発熱や水泡、痛みが起きてしまいます。
これが日焼け後のヒリヒリ感なんですね。
この赤くなってヒリヒリ痛くなる現象をサンバーンというんです。
一方、UVBはどういう影響を与えるかというと、日焼け後に皮膚が黒くなるという現象を引き起こします。
ちなみにこの現象はサンタンといいます。
UVAはメラノサイトに働きかけ、メラニン色素の生成を促す効果があります。メラニン色素を多く含んだ表皮細胞が基底層から角質層に達するまで新陳代謝による時間のズレがある為、紫外線を浴びてからしばらく後で皮膚が浅黒く変色するんですね。
UVAは発赤や炎症を伴う事は無いですが、真皮の深部まで到達しシワ、タルミの原因になるため、女性の天敵であることは間違いありません!!!
さてさて、小難しく語ってしまいましたが、そんじゃー日焼けから肌を守るには実際何をすればいいんでしょうか。
それは簡単!紫外線にあたらなければいい(笑)っていうのもムリな話なので、この位は知っておいた方がいいかな。
●一日で一番紫外線の多い時間は午前10時から午後2時頃までなので、注意!!
もちろんご存知の通り、太陽光線の中に紫外線が含まれているので、太陽パワーの大きい真昼間は一番日焼けのしやすい時間です。
外に出ないのが一番!なんですが、そりゃそうもいかないですよね。そんなときには、日焼け止めをしっかりして、帽子
を深くかぶっておくのが一番の対策ですね。
また、紫外線は目にも影響を与えることが知られています。なので、UV加工のされたサングラス
も一つくらい持っていてもいいでしょう。
●日焼け止めはこまめに塗りなおそう!汗や水で落ちちゃうからね!
日焼け止めのほとんどはウォータープルーフタイプの日焼け止め ですが、それでも水の中に入ったり、汗をかいたりしてしまうと、その効果がなくなってきてしまいます。十二分に日焼け止めの効果を期待するなら、こまめな塗り直しが大事ですよ。
●色黒にしたくても一日3時間以上の日光浴はやめましょうね
紫外線は、皮膚にとっては害しか与えません。多少の日光浴は、体内の免疫力を高めてくれるといいますが、真夏のカンカン照りの太陽じゃちょっときついです・・・。皮膚ガンの元にもなりますんで、ほどほどに・・・。
あと、日焼け後に皮がむけちゃうことありますよね?あれはムリしてむいじゃダメですよ!!自然に剥がれてくるのを待ちましょう。っていっても気になっちゃいますけどね。
ってことで結論。日焼け対策は万端にしておきましょう!!
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