スキューバダイビング・海・プールに関する情報を分かりやすく提供していきます。

スキューバダイビングで忘れてはならない器材が、この重器材達です。

これがないとスキューバダイビングではなくなってしまいます。しかし、まだスキューバダイビングをしたことがない人や、やったことがあってもよく仕組みが分かっていないっていう人がいるかもしれませんね。

ひとつづつちょっとですが説明したいと思います。

まずはライフジャケットのような見た目のＢＣＤについてです。 ＢＣＤとは、浮力の調整をしてくれる装置で、


「Buoyancy(浮力) Control （調整）Device（装置）」


の頭文字を取った言葉です。

また、ＢＣという場合もあるんですけど、それはＢＣＤの略語ではなくて、「Buoyancy(浮力) Compensator(補償装置)」の頭文字を取っているんですよ。

本体となる空気袋と、身体に装着するためのハーネス、背中につけたタンクから空気を送り込むための吸気弁、内部の空気を排出するための排気弁からなっています。

さらに通常はタンクを固定するためのハーネスが背中についています。

ぱっと見は、単なるジャケット？？なんて思ってしまうかもしれませんが、スキューバに必要な機能が満載の器材なんです。

なんで浮力を調整しないといけないの？


それは、スキューバでは、底に沈みながら泳ぐと珊瑚などを傷つけてしまったり、逆に過剰な浮力がかかってしまうと水面へ上がっていってしまいます。

そのため、沈みも浮かびもしない浮力状態＝中性浮力でいる必要があるんです。

それじゃぁ、その中性浮力にセットしてれば調整なんていらないじゃん！

なんて思ってしまいますよね。しかーーし、海の中ではなかなか浮力を一定に保っていられないんですよ。


例えば、ダイバーが着ているウェットスーツなんかも浮力を不安定にする原因となります。ウェットスーツは元々多数の気泡を閉じ込めたような素材から出来ているという特徴があるんです。なので、水深が増加することによって徐々にその蓄えられていた気泡がつぶれて外へ逃げていってしまいます。つまり、浮力が小さくなるということですね。


また、呼吸に使っているタンクも影響してきます。そりゃ中身の酸素を使ってますからね。この場合は浮力が増加しますね。

そんなこんなで、不安定になりやすい浮力を常に一定に保つように調整できるのがこのＢＣＤなんです。ＢＣＤをうまく使えるようになると、海の中を気持ちよく飛べるんですよ。ほんとに気持ちいいですよ。

もう一つの重器材はレギュレーターです。これは、タンクに充填された高圧のガスを呼吸に適した圧力まで減圧という働きがあります。


あとは、タンクから自分の口まで呼吸ガスを運んでくれるという働きもします。通常は、高圧ガスをある程度まで（８〜１１Ｐａ）減圧する1stステージとその減圧したガスをさらに呼吸に適した圧力まで減圧する2ndステージの２部分からなります。

１ｓｔステージは、基本原理としては、減圧後のガスが一定の圧力に達したときにバネにより開かれていた弁が閉じる構造になっています。２ndステージは、ダイバーが息を吸うことで、内部の圧力が周囲の水圧よりも低くなったときに、テコの作用により弁が開くという構造になっています。ちょっと難しいですね･･･。簡単に言えば、タンクの高圧ガスで呼吸が出来るのはレギュレーターのおかげってことです！このレギュレータのおかげで、絶対不可能な海の中での呼吸が可能になっているわけですね･･･やっぱりありがとう！レギュレーター♪

V32-J プロトンアイス MARES レギュレーター 販売価格 69,800円（税込）定価122,000円 ２ndステージのデザインがかっこいいですよね。イメージとしてレギュレーターって黒一色っていうのがあるんですが、それに対してこのレギュレーターは斬新。また、コンパクト設計となっていて、その軽量さは女性にも向いてます。まずは口元から！ばっちりキメましょうね♪

レギュレータ

以上、単品で紹介してきましたが、もし器材を揃えたい！！と思ってる人がいるならば、ぜひ重器材はセットで購入することをおすすめします。

特に女性の方は、男性と比べると重器材の重さ、使い勝手などいろいろ考えなくてはならない点が増えてきます。そんなときは、ショップ、メーカー推薦のセットをチェックしてみるのがいいと思います。一つ一つがいい器材でも、相性がなければその機能は十分発揮されません。

初心者にはその辺の相性などは非常に分かりにくいですからまずはセットでの購入をおすすめします。

さらに、忘れてはいけない利点として、セットの方が断然お得！！しかも、実際のショップに行って買うよりもネット経由の方が断然お得なんです。

ただ、実際手にとって見れないというのが大きな欠点ですが、返品などちゃんと考えてるショップを選んで紹介しますんで安心してチェックしてみてくださいね。大きな買い物なので、慎重に行きましょう！